宮崎・延岡の入浴施設「ふなの湯」(延岡市船倉町2、TEL 0982-27-6220)が7月19日、2カ月半ぶりに営業を再開した。4月29日から新型コロナの影響で休業していた。
3月にふなの湯内にオープンしたホルモン専門店「五十番」もコロナ禍で時短営業していたが、通常営業を再開。同店は、1960(昭和35)年創業で、延岡市大瀬町の安賀多橋近くにあった同名の店が今年3月に閉店することを聞き、ふなの湯が事業を引き継いだ。
ふなの湯を経営する「薫る坂」(延岡市船倉町2)の七條由紀子社長は「持ち帰り専門で肉を自宅で焼いていただく形になるが、市外や県外のお客さんからも人気で、全国に向けてネット販売も予定している。ふるさと納税返礼品にもなっているので、ぜひチェックしてもらえたら」と呼び掛ける。
七條さんは「昨年から新型コロナの影響で休業を繰り返し、お客さんも大幅に減っていた。コロナが終息するまでは休業した方がいいのではないかとも考えたが、いつも来てくださるお客さんから応援の言葉をたくさん頂き、励みになった。2018年のオープンから毎日お湯の入れ替えを行う『毎日灌水(かんすい)』で営業してきたが、今後はろ過機を用いて、週1回程度お湯を入れ替える。ろ過機は全国の温浴施設で多く使われていて、衛生面での問題はない。コロナ禍でお客さんの心配な気持ちを考えると大きな声で『来てください』と言えないつらさがあるが、衛生管理を徹底していくので、お風呂とサウナ、ホルモン販売や日替わりの総菜販売共に利用してもらえるとうれしい」と話す。以前、ふなの湯にあった食堂は閉店している。
営業時間は、お風呂とサウナ・総菜販売=14時~22時、ホルモン五十番=10時~19時(売り切れ次第終了)。木曜定休。入浴料は一般(18歳以上)=600円、中高生=500円、小学生=300円、幼児(3歳以上)=200円。
ホルモンのメニューは、直腸の白ホルモンとハラミの上ホルモンの2種類(以上、タレ、キャベツ、漬物付き、100グラム=400円)。全国発送にも対応する。