日向のお倉ヶ浜総合公園野球場(日向市財光寺)で2月2日、パナソニック野球部の春季キャンプ歓迎セレモニーが開かれた。
選手、スタッフを含め総勢約40人の同部メンバーは、神戸港からフェリー船で日向に到着し、大御神社での参拝を済ませてからセレモニーに臨んだ。同部にとって日向でのキャンプは2年連続となる。
十屋幸平日向市長は、記念品のみやざき地頭鶏(じどっこ)10キロの目録を手渡しながら、「鶏だけに優勝を取り(鶏)込んでほしい」と選手を激励した。そのほか、みやざきブランドポーク20キロ、平兵衛酢ドリンク3箱を贈呈した。
門川町出身の梶原康司同野球部監督は「暖かく日照時間の長い日向で一日野球漬けになれる」と話す。「日向は地元みたいなもの。野球に専念できる環境である上に、おいしいものが多いので選手たちも喜んでいる」とも。
昨年はドラフトで同部の藤谷洸介選手が指名され、阪神タイガースに入団した。「3年目以下の若い選手が成長していることを実感している。選手にはドラフトで名前が挙がるくらいレベルアップしてほしい。目標は日本一」と意気込む。
日向でのキャンプは今月19日まで。11日、18日には地元の高校球児や野球少年を対象にした野球教室も開かれる。