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延岡市文化連盟が「こども文化の祭典」 宮崎初開催の「ハートグローバル」も

延岡市文化連盟の谷口史子事務局長

延岡市文化連盟の谷口史子事務局長

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 延岡市文化連盟が11月29日・30日、カルチャープラザのべおか(延岡市本小路)などで「こども文化の祭典」を開催する。

こども文化の祭典のスタッフたち

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 文学、音楽、舞踊、歴史など各文化の110の愛好家団体が加入する同連盟。3年に1度、合同でイベントを行うが、今回は子どもがさまざまな文化を体験できる企画をメインに行う。書道、太鼓、合唱、三味線、茶道、バレエなどが体験できるほか、愛好家たちのパフォーマンスも披露する。

 約30年前にアメリカで誕生したプログラムを世界各国で行う「ハートグローバル」の「ミュージック・アウトリーチ」も体験できる。歌やダンスのワークショップに参加し、2日目の最後にはステージでショーを行う。宮崎県初開催。英語の歌を歌い、親子で楽しむプログラム「ETM」は九州で初の開催となる。

 会場である野口遵記念館(東本小路)からカルチャープラザのべおか、延岡市社会教育センター(本小路)までの間にはキッチンカー約20台が並ぶ。延岡城・内藤記念博物館(天神小路)も会場となる。

 中学校教諭として長年教育の現場で働き、現在は延岡市文化連盟の事務局長を務める谷口史子さんは「最近は中学の部活動や習い事が減り、生身の大人から学ぶ機会が減っているように思える。例えば、書道には文字を書く技術を学ぶことと、書道を通して学ぶことがあり、それは人と人が一緒に何かをやることで得られると思う。今回のメインイベントは就学前の3~5歳をターゲットにしているが、実は子どもを通して大人たちにも『何かやってみませんか』という呼びかけの意味もある。29日のバレエ体験にはプロのバレエダンサー西島数博さんが参加してくれる」と話す。ミュージック・アウトリーチについては、以前実際に体験したことを振り返り、「引っ込み思案の子どもたちに、キャストが英語で『ゴー、失敗してもいいんだよ』と励まし、イベントが終わる頃には皆、生き生きとした様子になるのを見たことがある。今回はTシャツ代のみで参加できるので、ぜひ体験してほしい」と呼びかける。

 開催時間は、29日=8時30分~14時、30日=10時~15時。入場無料。ハートグローバル、ETMは要事前申し込み。

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