
学校図書館に関する講演会が11月22日、延岡市社会教育センター(延岡市本小路)で開催される。主催は「のべおかみんなの本の会」。
同会は本に親しむ子ども、大人を増やすことを目的に活動する団体。代表は「絵本セラピスト」の松田朝子(ともこ)さんで、定期的に市内で読書会を開く。今回は学校図書館をテーマに、専門家の講演や学校図書館で活動をする人を招き、事例報告などを行う懇談会を開く。講師は松田さんが司書資格を取得するときに知り合った八洲学園大学(横浜市西区)の野口久美子教授、全国学校図書館協議会理事長でもある野口武悟(たけのり)専修大学教授。現役の学校図書館司書で、同会事務局長を務める樋高智子さんは懇談会のファシリテーターを務める。
松田さんは「子どもの読書離れが指摘されて久しいが、大人が本好きになればと思い、絵本セラピストとして大人向けの読み聞かせを行っている。子どもにとって、本に触れる身近な場所であるはずの学校図書館だが、どんなところか分からない、学校に図書館があることを知らないという保護者もいる。子どもたちが学校図書館で楽しむために、どういう取り組みができるのか、学校の先生や保護者だけでなく、一般の方も参加いただければ」と呼びかける。「運営のための協賛金も募集している」とも。
開催時間は10時~12時(懇談会は13時~15時)。