教育の未来を語るイベント「オモロー授業発表会」が3月8日、「カルチャープラザのべおか」（延岡市本小路）3階のハーモニーホールで開催される。

　同イベントは全国70カ所で展開される教育対話。延岡での開催は初となる。参加する現役教師たちが、それぞれ10分間プレゼンし、教育の現場での実践を共有。一般の参加者と共に対話を通じて学びを深める場となる。

　主催者代表の平野ひろみさんは「全国で開催されているオモロー授業を延岡でも実現したいと準備を進めてきた。昨年8月に開催予定だったが、台風の影響で延期。ようやく実現にこぎ着けた。先生たちの思いをオンラインで聞くだけでも涙が止まらなかった。ぜひ生で体感してほしい」と語る。「教師にとっては他人を見て、自分の参考にしたり、教員を目指す若者には理想の先生像が見つかったりする機会になる。生徒や保護者にとっては、日々の参観日では伝わりきらない先生たちの思いを知る機会になる」と平野さんは期待を寄せる。

　延岡での開催のきっかけは、福岡のオモロー授業に参加した、教師を志望する柳田涼介さんと教員の津曲康夫さんの「延岡でも開催したい」という思いだったという。平野さんは「まさか、柳田さん（児童）、津曲さん（教師）、私（保護者）の関係が、時を経て教育イベントを共に開催する仲間になるとは思わなかった。導かれたように感じる。子どもたちの幸せと笑顔のために、立場の枠を超えてつながりを生み、日本の教育をアップデートしていくことが目標」とも。

　開催時間は13時30分～16時。参加無料。