延岡市立浦城小学校（延岡市浦城町）が2月8日、オープンスクールを開く。

野菜を販売した収益を能登半島地震の寄付金に

　浦城小は延岡駅から約11キロと市街地から車で15分ほどの所にあり、浦城漁港や延岡ゴルフクラブに近い場所に位置する。年々、児童数が減り、今年3月に6年生2人が卒業すると4月からは在校生が1人になるため、2年前に学区外からも通うことのできる「特認校」となり、児童数の増加を目指す。今回は、学校を広く知ってもらうため、学校紹介や校内見学、入学・転入相談などを行う、オープンスクールを開催する。昨年12月に続いて2回目。同校児童が音楽や体育の授業で培った日頃の成果を発表する学習発表会も行う。

　同小の多良久校長は「少人数の学校だからこそ、きめ細やかな指導ができ、一人一人の個性に合わせた学習を推進することができる。農業体験を行うのも浦城小の特徴。例えばコメ作りは種もみを採取してまき、苗床を作るところから、田起こし、田植え、脱穀、稲刈りまで行い、野菜は30種ほどを育て、収穫して販売するところまでを経験する。地域のイベントに参加し、地元の人たちとの触れ合うことで得るものもたくさんある」と話し、「大人数の学校がちょっと苦手だという子にも、当校を選択肢の一つにしてもらえれば」とアピールする。

　開催時間は10時20分～11時40分（受け付けは10時～）。