宮崎県北の山あいに位置する美郷町の特産品であるジビエ(野生鳥獣肉)を使い、飲食店が特別メニューを提供する「MISATO GIBIER WEEK(美郷ジビエウイーク)」が12月7日、始まった。
otto-ottoはピザ生地を二つ折りにしたカルツォーネを特別メニューに
豊かな自然で育まれた美郷町のジビエをもっと多くの人に知ってほしいと同町が主催し、賛同した宮崎市、日向市、美郷町の飲食店12店が3週間、美郷町産鹿肉のメニューを提供する。同町では地元の猟友会がジビエ振興協議会を立ち上げ、加工施設「美郷ジビエ工房」を運営。今までは農林産物に被害を与えるイノシシやシカを捕獲し大半を埋却処理してきたが、新たな地域資源として地域の活性化につなげることを目指している。
県北地域では美郷町西郷のピッツェリア「otto-otto(オットーオットー)」(TEL 0982-60-3396)が「カルツォーネ」(1,980円)、ベーカリー「パン屋りょう」(TEL 0982-60-1724)が「鹿肉としいたけのミートデニッシュ」(230円)、日向市の「Cafe & Bar BUCKAYRO(バッケーロ)」(TEL 0982-53-5512)が「美郷鹿の肉みそ」(瓶入り、780円、以上税別)を、それぞれ販売する。
美郷町から企画・運営を委託された「HUTTE(ヒュッテ)」の今西猛さんは「今回のジビエは、紅茶、栗、梨と美郷町の魅力を発信してきた『ミサト印』の第4弾。地元の人にとっては珍しくない鹿肉だが、いろいろな飲食店の人たちのアイデアと技術で、今まで見たことのないような料理にしてもらえた。ジビエになじみのない人でもおいしく味わってもらえると思うので、この機会にぜひ美郷町の山の幸を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
今月27日まで。