JR日向市駅のコンコースに同駅舎の模型が5月1日、展示された。作者は日向工業高3年の井上一希さん。4月に行われた第38回日向市美術展覧会の工芸・彫刻部門で、最も優れた作品に与えられる「特選」に選ばれたのを機に、今回飾られた。
鉄道模型「Nゲージ」のサイズに合わせて、150分の1の規模で精巧に作られており、宮崎県産のスギやヒノキを使って、同駅舎の特徴である格子状の木組みを再現している。
市美展の審査員、熊本学園大学教授の伊藤浩一さんは同作品の魅力を「直接的な表現で理屈なく見るものを楽しませる」と評す。
日時は未定だが、デモンストレーション走行も行われる予定。同市市街地整備課によれば、「当面の間展示する。これをきっかけにもっと多くの人に駅舎のすばらしさをPRしたい」と話す。