宮崎・門川の「いけとも農園」(門川町大字庵川)で6月3日、地元の園児がミニトマトの収穫体験をした。
ミニトマト農家を始め8年目の池田知聡さん、愛さん夫妻。5年前から池田さんたちの長男が保育園に通っていたことが縁で、地元の保育園児、幼稚園児の収穫体験を受け入れるようになった。知聡さんは「コロナ禍にあるため中止も考えたが、保育士さんと話し合い、今年は少人数制にして数回に分けて行うことにした」と話す。
この日農園を訪れたのは「きぼうの森こども園」(門川尾末)の年中組の子どもたち12人。5000本のミニトマトがなるハウスで赤く実った「キャロルパッション」を収穫した。「トマトがブドウみたいになってる」「どれを取ろうかな」「うちに帰ってお母さん、お父さん、お兄ちゃんと一緒に食べる」などと言いながら、小さな手でミニトマトをちぎり、笑顔を見せていた。
引率した保育士の鈴木亜純さんは「この収穫体験は子どもたちだけでなく、保護者の皆さんや私たちも毎年楽しみにしている。いけともさんのトマトは給食でも使っているが、トマト嫌いの子が『給食のトマトはおいしい』と食べてくれ、お母さんもとても喜んでいた。毎年来ているので子どもたちの成長も実感でき、その意味でもうれしい」と話す。
収穫体験は一般向けにも6月9日から行う予定。会員(LINEで友だち登録した人)=500円、一般=800円。申し込みはLINEまたは電話(090-1199-8015)で。