宮崎・日向で中華料理店「上海ガーデン」、食事処「まるみ」など6つの飲食店を展開する「サニーガーデン」(日向市都町、TEL 0982-52-2419)が6月から、ランチのサブスクリプションサービスを始める。
サブスクリプションは、料金を支払うことで一定期間サービスを受けられる方式のこと。飲食のほか、音楽や動画、車、洋服などさまざまな商品やサービスなどに使われる。
サニーガーデン代表の鎌田太輔さんは新型コロナウイルス感染症のため客足が落ち、1929(昭和4)年の創業以来、最大の危機を感じたという。「感染症拡大防止策の中、お客さまに少しでも喜んでもらえるにはどうしたらよいかと考えた。今はピンチをチャンスだととらえ、新しいことにチャレンジする時。地元の人に和洋中の食事を楽しんでもらいたいと市内で違うジャンルの店を6店舗経営するという会社の特徴を生かし、いろいろな味を楽しんでもらえるサブスクリプションサービスを始めることにした」と話す。会長の実さんは「今までは普通に営業していればよかったが、収入がないという事態に遭遇し、こんなにもろい商売だったのかと本当に驚いた。従業員のためにもお客さんのためにも、日向の町のためにもここは踏ん張りどころ」と話す。
同社が経営する上海ガーデン(都町、TEL 0982-52‐2419)、まるみ(亀崎西、TEL 0982-54-4001)の他、ハンバーグとピザの店「KAMA-KAMA」(亀崎西、TEL 0982-54-5200)、中華料理店「寿飯店」(亀崎東)、居酒屋「海鮮問屋」(上町)、「お好み焼き本舗 日向店」(亀崎西)の6店舗のいずれかで月曜~金曜の1日1回利用可。6月はお試し価格として月額料金は1万1,000円。対象メニューは、各店の日替わりランチ(842円~1,078円)、またはテークアウト用の日替わりランチ。チケットは5月25日から先着30人限定で、上海ガーデン、まるみ、KAMA-KAMAで販売する。法人に限りシェア可能で、福利厚生として利用することもできる。
ランチ利用時間は、上海ガーデン、KAMA-KAMA、寿飯店が11時~14時、そのほかの店は11時30分~14時。