美郷町西郷の和田地区で現在、約100匹のこいのぼりが大空を泳いでいる。
2010(平成12)年に地域活性化の取り組みとして、和田地区集落協定のメンバーが始めた。今年は3月15日に竹の支柱を立て、黒の真鯉(まごい)、赤の緋鯉(ひごい)、青色の鯉などカラフルなこいのぼりが風になびく。
期間中、地域住民が春を祝う「菜の花祭り」や子どもたちを招き、近くの貯水池で行っていたマスの釣り堀は、今年はコロナウイルス感染症防止の観点から中止となった。
主催者代表の中野誠吾さんは「100匹のこいのぼりは美郷町以外の人に町に来てもらおうと企画し、今年で10年がたった。写真や動画を撮りに来る人もいて、多くの方に喜んでもらっている。菜の花の盛りは過ぎたが、今は新緑が映える季節になった。今年は祭りも釣り堀も残念ながら中止としたが、こんなときだからこそ皆さんにこいのぼりを見て元気になってほしい」と話す。
こいのぼり企画は5月上旬までを予定する。