日向・上町の居酒屋「日向の里」が3月、地元特産のかんきつ類「へべす」を切り刻んでギョーザの具に入れた新メニューの販売を開始した。

「酸味が効いているので、ギョーザのタレはつけずに食すのがおすすめ」と成合店長

　店名の通り、可能な限り地元産の野菜や肉などを仕入れ提供している同店。これまでも地場のキャベツ、豚肉、地元の製麺所の皮を使ったギョーザを販売していたが、店長の成合重信さんは「日向らしさが足りない」と思い、もう一工夫したいと考えていた。

　3月1日、日向市地域雇用創造協議会が「へべす」を使った開発商品の販売促進用のぼりを配布したニュースを知り、同店も賛同業者として名乗りを上げ、これまでのギョーザの具にへべすを刻んだものを加え新生「日向餃子」（6個入り・400円）が完成した。

　常連客に提供したところ「今までと違い、へべすの酸味が効いているのでさっぱり食べられる」と好評で、早くも看板メニューになっているという。

　成合さんは「店名にふさわしいメニューが実現できて良かった。これを機に、他のメニューでも、日向らしさを追求し磨きをかけていきたい」と話す。

　営業時間は18時～翌3時。月曜定休。