日向・細島工業港に3月17日、オランダ船籍の客船「フォーレンダム」号が初寄港した。
同船はホランドアメリカライン社が運航する、6万トン級のクルーズ船。今回の日本での航海は横浜、静岡、大阪を巡り、最終港として同港に寄港した。到着後、約1350人の乗客の中には日向市街や馬ヶ背だけでなく、観光バスで高千穂町まで足を延ばす人もいるなど、それそれ宮崎県北地域の名所を楽しんでいた。
同港では歓迎セレモニーのほか、夕方の見送り時には、同市役所愛好会による「ひょっとこ踊り」、和太鼓愛好グループ「日向十五夜太鼓」によるパフォーマンスが披露された。興味深そうにカメラを構え、動画や写真を撮影する乗客の姿が見られた。
子どもたちによる和太鼓の演奏が終わると「ブラボー」の声が上がった。ドイツから来たという男性乗客の一人は「すばらしい演奏だった。日向は海も山も美しく、人々も親切」と笑顔を見せていた。