宮崎・日向が舞台のNHK地域発ドラマ「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」のロケ取材会が5月24日、お倉ヶ浜海水浴場で行われた。
ドラマは日向市の港町「細島」をメイン舞台に、バンドのボーカルを務める女子高生が、シングルマザーの母、中学生の弟、別れた父親との家族のあり方などを通じ成長していく姿を描く青春劇。NHK宮崎放送局によると、5月11日にクランクインし、26日にクランクアップする予定。
この日は、主人公の是澤佐和役を務めた池間夏海さん、佐和の母親役の田中麗奈さん、父親役の玉山鉄二さんが取材会に出席した。
池間さんはロケより前にサーフィンや方言の練習のために、日向市入りしており、この日で滞在29日目。「もう宮崎の子になっている。景色もきれいで食事もおいしく、人も優しい」と話し、「チキン南蛮はいろいろなタルタルソースがあっておいしい。タルタルソースがない元祖のお店もあると聞き食べに行きたい。(日向灘の景勝地である)クルスの海で写真を撮り、『映えるな』と思った」と魅力を語った。
田中さんは「細島の資料館に行ったり、街並みを歩いたりした。自然が多いところが魅力で、今回は食事にも困らなかった。へべすうどんがあると聞き、いつか食べられることを楽しみにしている。へべすあめを道の駅で買ったらすごくおいしかったので、お土産に買って帰りたい」と話す。
玉山さんはお倉ヶ浜について「今まで4キロも続くビーチを見たことがなく、宮崎が持っている宝だなと思った。日向はすごく居心地のいい街。細島の祭りのシーンでも地元のよさが表現されている。県内外の人に楽しんでもらえる作品になっている」と話す。
25日には約200人のエキストラが参加し、伊勢ヶ浜海水浴場でイベントシーンの撮影が予定されている。同ドラマは9月11日、NHKBSプレミアムで10時~10時59分に放送する。