日向の細島工業港(日知屋)に5月16日、イタリア船籍のクルーズ船「コスタ・ネオロマンチカ」が寄港した。
同船は5月11日に東京を出港後、神戸、済州島、佐世保を回り、16日14時に細島港へ入港、22時に出港した。総トン数は5万6769トン、全長が約220メートル、全幅約30メートルを誇るクルーズ船。乗客数は約1300人で日本だけでなく海外観光客も同乗している。
乗客に日向市を知ってもらおうと、地元の旅行会社が「馬ヶ背」「クルスの海」「大御神社」を巡るオプショナルツアーを行い、港内では宮崎特産の鶏の炭火焼きや、伝統芸能「ひょっとこ踊り」で使われるひょっとこ面の販売が行われた。
同船を見に訪れた60代女性は「船がとても大きくビル10階分くらいの高さがあり、迫力があった。まさに、動くホテルだと思い、ロマンを感じる。日向市にもっとクルーズ船が入港し、観光客が日向岬などを巡ることで地域が活性化すれば」と話す。