日向・平岩のサバイバルゲームフィールド「喜三郎」が4月29日、1周年を迎えた。
地元のサバイバルゲーム愛好家たちが竹林だった約4000坪の土地を切り開き、廃タイヤやパレット、木材などを持ち寄って障害物を作るなど、一から「大人の遊び場」を作った。スタート時からSNSなどでオーナーのさちえさんがPRウーマンとして活躍し、一気に話題の場所となった。
創業日前日の28日はさちえさんの77歳の誕生日。これを記念し、初めてサバゲーに挑戦したさちえさんは、銃を持ちながら場内を歩き、「行け、撃て」と声を上げていた。さちえさんのチームが見事勝利を収め、用意してあったバースデーケーキのロウソクに火をともし、喜寿とオープン1周年を祝った。
さちえさんは「このフィールドをオープンし、若い人と触れ合う機会が増え、パワーをもらっている。ゲームで敵に向かって前進し、声を出すのが面白かった。この場所を知ってくれる人が増え、とてもうれしい」と笑顔を見せる。
インターネットで知り、同フィールドに遊びに来るようになったという人は「迷彩服はあまり着ずに、古着屋で購入したはかまや着物でゲームを楽しんでいる。ここの魅力は、さちえさんという男女に好かれるアイドルがいるというところ」と話す。
スタッフによると、客の1割が女性で、県内はもちろん、長崎や福岡、台湾からの来訪者もおり、シューティングを目的にする人のほか、コスプレを楽しむ参加者もいるという。陸上自衛隊えびの駐屯地からさちえさんに、隊員募集活動を一緒に行ってくれないかと打診があり、全面協力する予定という。
利用は完全予約制。予約はLINEの「日向市サバゲ情報交換」グループへの参加が条件。利用料は、全日=1,500円、半日=1,000円。レンタルは銃=1,000円(電動の場合バッテリー含む、弾代別)、ゴーグル、シューティンググラス=各200円(試射、ゲーム参加とも必ず装着)。試射のみの利用もできる。