日向の中小企業、小規模事業主、起業家などを支援する、日向市産業支援センター「ひむか-Biz」(日向市富高、TEL 0982‐66‐6690)のオープンから1カ月がたった。
1月24日にオープンした同センター。1月の相談件数は30件、2月は125件の相談に対応し、平均すると毎日6件の経営コンサルを実施した計算になるという。
この数字は「ひむか-Biz」のモデルとなっている富士市産業支援センター「f-Biz」の開設初年度の1アドバイザーあたりの件数96件を上回る数字で「現時点で3週間先の予約まで埋まっている」とセンター長の長友慎治さん。
「日向市の事業者の高い期待に応え成果を積み上げていけなければ、行列はいずれなくなる。そうなったらひむか-Bizの存在価値はないので、多数の成功事例を生み出し、結果を出していくことが大切」とも。
同センターでは2月から官民の取り組みとして始まった「プレミアムフライデー」にちなみ、今後は誰でも参加できる月例会を行う。
月末金曜に仕事を15時で切り上げる同取り組みは、消費を促すことが目的。長友センター長は、「プレミアムフライデーを日向から盛り上げると同時に、毎月末に成果を報告、共有することでひむか-Biz自体を活性化させたい。初回は東京から講師を招いてセミナーも開催する。ひむか-Bizに行くことを理由にすれば、仕事を早めに切り上げやすいのでは」と話す。
同定例会ではセンターの実績の共有のほか、実際に売り上げの上がった事業者が登壇し事例発表を行うことも予定しているという。終了後は「近くの居酒屋で酒を酌み交わしながら、参加者の皆さんと意見交換をしたい」と言い、事業者同士の交流の場創出を図る。
第1回は3月31日16時~。場所はひむか-Biz。その後、毎月最終金曜に同会を開く。