日向市北町に2月1日、「結び整骨院」がオープンした。

3台の施術用ベッドがある「結び整骨院」の内部

　3年前に大分から、趣味のサーフィンをきっかけに移住してきたという柔道整復師の安部亮兵さんが院長を務める同店。

　生まれも育ちも大分という安部さんによると、学生時代に内臓破裂の大けがを負った経験やサッカーでの骨折経験から、高校卒業後は人の健康に関わる仕事に就きたいと柔道整復師を目指し勉強。福岡の整骨院に就職し、経験を積んだ。

　仕事に慣れてきた26歳の時、友人に誘われサーフィンを始め、日向の海に魅了されたという。「日向の波は特殊。『日向マジック』と呼ばれているが、波のうねりがきれいに伝わっていく地形をしていて、そのすばらしさにとりつかれた」と安部さん。

　3年前に日向に移住し、同市江良町の整骨院に勤務。週に3～4回、早朝にサーフィンを楽しみ、その後仕事に出掛けるという生活を送りながら、患者との信頼関係を築いた。

　安部さんは「患者さんへの身体的な施術をはじめ、メンタル面でのサポートもしていきたい。症状の中にはストレス障害に起因しているものもある。患者さんとのつながりをこれからも大切にしていきたい」と意気込む。

　自院のオープン日に婚姻届を提出したという安部さんの妻の結さんは受付を担当する。「当院で体を見てほしい、話を聞いてほしいという患者さんが増えたらうれしい」と話す。

　営業時間は9時～12時30分、15時～19時30分。水曜、土曜は13時までで午後休診。日曜・祝日定休。