日向市の居酒屋「つたや」(日向市都町)で3月20日、椎葉村を代表する食材を味わうイベント「しいばナイト」が行われる。
2015年に「世界農業遺産」に認定された高千穂郷・椎葉山地域。中でも椎葉村は日本三大秘境の一つといわれ、日本唯一の伝統的農法「焼き畑」や、クヌギなどの広葉樹を使った「原木シイタケ」の生産で注目されている。
同イベントは椎葉の食を広くアピールしようと、椎葉村商工会青年部のメンバーが企画。同部会長でそば店「よこい処しいばや」店主の椎葉昌史さんが、焼き畑で育てたソバの実を粉にして打ったそば、シイタケ生産を行う「山茸」社長の山中寿充さんが原木シイタケ、チョウザメを養殖し、キャビア製品を製造する建築会社「鈴木組」社長の鈴木宏明さんがチョウザメのスモーク、キャビア塩などの食材を提供する。
椎葉さんは「椎葉に来たことがない人が一度行ってみたいと思ってもらえるイベントにしたい」と話す。鈴木さんは「青年部のメンバーからのプレゼントも用意する。椎葉のファンを一人でも増やしたい」と意気込む。
開催時間は18時30分~20時30分。参加費は4,500円(1,500円分のお土産付き)。定員は25人。申し込み・問い合わせは「ひむか-Biz」(TEL 0982-66-6690)まで。