日向・富高のカフェが12月16日、「子どもカフェ」を始めた。
社会問題としての子どもの貧困を解決する一つの方策として、全国で広がりを見せる「子ども食堂」の活動。日向市では今年4月から、カフェ「kakure cafe NICO」(日向市富高、TEL 0982-54-8466)を含む2カ所で開催されてきたが、同店が独自の取り組みとして「子どもカフェ」と名付け、活動を開始した。
同店オーナーの堀由希子さんは「子ども食堂の会場になってから、小学生の女の子たちが『料理を教えてほしい』と訪ねてくるなど、近所の子どもたちが私たちのカフェに親しみを持って、気軽に来てくれるようになった」と笑顔を見せる。
由希子さんの母・堀千鶴さんは「子ども食堂の活動に賛同してくれる農家の方やJAの直売所、近所の方に支えられ、無償提供してもらった食材や募金などで運営できることはとてもありがたい。『子どもカフェ』として再出発したことをきっかけに、子どもだけでなく、60歳以上のシニアの皆さんにも無料でランチを提供することにした」と話す。「いろいろな世代の人が交流する場になればうれしい」とも。
「子どもカフェ」の開催日時は、毎月第3土曜の11時~14時。高校生までの子どもと60歳以上には無料でランチを提供する。それ以外の人も500円で食べられる。次回は1月20日開催予定。