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日向の大御神社で「みそぎ世界大会」 真冬の海で儀式、愛好家らふんどし姿で

「ひむかの国みそぎ同好会」会長の松木利徳さん

「ひむかの国みそぎ同好会」会長の松木利徳さん

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 日向の伊勢ヶ浜近くの神社「大御神社」で来年1月1日、「みそぎ世界大会」が開かれる。

男性はふんどし、女性は白装束で行うみそぎ

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 みそぎとは、神に祈りをささげ、身と心を清める儀式。同神社では宮司が一年中毎日一人で行い、海に入っていた。それを知った人たちが「自分たちもやらせてほしい」と宮司に懇願。今では「ひむかの国みそぎ同好会」を結成し、毎月1回宮司と共に入水する。

 同会の会長、松木利徳さんは「みそぎは古くから伝わる日本の文化。海で行うのは珍しいと思うが、古事記によれば、イザナギノミコトも海でみそぎをしていたという。神話の里である宮崎で、みそぎを今後も文化として守っていきたい」と話す。

 同神社のみそぎは、ふんどし姿に裸足で境内に集まり、砂利の上に正座。本殿にお参りをした後、海に入り、「清めたまえ、はらいたまえ」と唱和する。

 季節が冬になり、気温も水温も下がってくるが、松木さんは「これからがみそぎのベストシーズン。痛い、冷たいとおびえている気持ちを克服し、何事も受け入れると、ほかでは得がたいすがすがしい気分になる」と笑顔を見せる。ほかの同会員は「肌もつやつやになるし、パワーがみなぎってくる」と話す。

 現在、同会では海のみそぎ場に安全に下りるための階段の設置を計画。40万円を目標額としたクラウドファンディングで賛同者を募る。返礼には同神社で厄払いした「刺しゅう入りふんどし」や「オーガニックコットンふんどし」などを用意する。受付は12月2日まで。

 全国大会は12月31日に前夜祭、1月1日の日の出の時刻に合わせてみそぎを行う予定。参加希望者は同会事務局(TEL 090-8627-7935)まで。

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