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日向の富島高が高校野球九州大会、決勝へ センバツ初出場濃厚に

応援する富島高校の野球部員

応援する富島高校の野球部員

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 宮崎のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で10月27日に行われた九州地区高等学校野球大会の準決勝で、日向市の県立富島高校が逆転勝ちし、決勝進出を決めた。

懸命に応援する富島高校生

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 同校は今年で創立101年、野球部は創部69年。部員数は32人。春のセンバツ出場に大きく影響する同大会に宮崎2位の代表校として出場し、初戦は文徳(熊本1位)に、次戦は長崎商(長崎2位)に勝利し、準決勝に駒を進めていた。

 対戦相手は今年夏の甲子園にも出場した伝統校、福岡1位の東筑。富島の先発は右腕の黒木将胤投手。初回で3点を奪われるも、その裏の味方の攻撃で得点。その後東筑、富島ともに1点を加えた。5回裏、主将・中川大輝選手や川越大空選手の連打で3点を上げ、逆転。7回表に東筑が1点追加し、同点に。降雨による中断のあと、8回裏に追加点を上げ再度逆転し、5-6で富島が勝利した。

 同部マネジャー1年の河野かすみさんは「チームらしさが出ていて、いい試合だった」と振り返る。2年の古嶋颯華さんは「センバツ出場が濃厚といわれているが、もし出られたら言葉で表現できないほどうれしい」と笑顔を見せる。

 宮崎1位の延岡学園は準決勝で創成館(長崎1位)に2-0で敗れた。

 両校の春のセンバツ出場は濃厚。富島高は出場が決まれば、創部以来初の快挙となる。県勢2校同時出場は、もしも実現すれば、1966(昭和41)年大会以来。

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