日向・お倉ヶ浜海岸で10月1日、「世界ジュニアサーフィン選手権」の決勝が行われ、9日間にわたる全日程を終了した。国際サーフィン連盟(ISA)主催。
タロウ・ワタナベ選手など国別対抗戦で優勝したアメリカチームメンバー
日本チームからは16歳以下男子の部で2選手が決勝に進んだ。僅差で米国のタロウ・ワタナベ選手をかわし、安室丈(あづち・じょう)選手が優勝した。上山キアヌ久里朱(くりす)選手は3位に入った。ISAの世界大会で日本人選手が金メダルを獲得するのは初めて。
試合後、安室選手は「全然実感がないが、めちゃくちゃうれしい。序盤から点数を出せて、最後にバックサイドを決めることができた。体調も良く、波も良かった。(ギャラリーが多くて)逆に緊張したが、みんなの応援があったから勝つことができた」と喜びを語る。
閉会式が行われ、各選手にメダルが授与された。日本チームは前日に行われた団体戦「アロハカップ」優勝のメダルを手にした。各選手の獲得ポイントで争われた国別対抗戦は1位=米国、2位=ハワイ、3位=日本、4位=オーストラリアという結果になった。
ISAのフェルナンド・アギーレ会長は「素晴らしい9日間だった。リラックスサーフタウンの日向でリラックスすることができ、忘れられない思い出となった。またこの地に戻ってくるだろう」と話す。