延岡の今山大師(延岡市山下町)で3月25日、弘法大師像を洗い清める「大沐浴(もくよく)」が行われた。
「お大師さん(延岡今山大師祭)」が4月17日~19日に開催されるのを前に毎年行う恒例行事。今山大師は、高さ17メートル、重さ11トン、足の大きさが62文(約1.25メートル)で「日本一の弘法大師像」といわれ、地元住民から「おだいっさん」の名で親しまれている。同大師像は1957(昭和32)年4月、信者やゆかりのある有志の寄付によって建てられ、来年で建立70年を迎える。
この日はあいにくの雨。野中玄雄住職による法要の後、ヘルメットをかぶり、レインウエアを着た今山大師慶賛会会員や地元商店街の代表、観光協会職員などが、高さ17メートルの銅像に設置された足場を上った。高圧洗浄機で水を吹きつけながら、大師像の頭や顔、胴や足などに付いた一年年の汚れを、手にしたデッキブラシやタオルを巻き付けた棒で洗っていった。
今までにも雨の沐浴はあったが、「こんなに激しかったことはなかった」という。野中住職は「今日は天の神様からお清めの雨を頂いた。皆さんで清めていただいた」と話す。「今年のテーマは、『高らかに平和の息吹 お大師さん』。延岡から世界に向けて平和になるようにお祈りしたい」とも。
祭りの3日間は、お接待福引(4月17日~19日)、福餅まき、奉納演芸(以上、18日・19日)などのほか、大名行列や市内外の団体が参加する「市中パレード」が門前町の山下新天街や中央通りなどで行われる。