日向市駅前広場で9月23日、「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」開会式が行われ、9日間の大会が始まった。
同大会にエントリーしたのは41の国と地域の代表306人。開会を記念して、選手やチーム関係者が国ごとに分かれ同市中心部をパレードした。先頭で演奏した同市立4中学校のマーチングバンド、各国のプラカードを持った小中学生のほか、ゆるキャラの「くまモン」や「みやざき犬」もパレードに参加し盛り上げた。
式典では選手が自国から持ち寄った海岸の砂をケースに入れていくISA独自の「サンドセレモニー」が行われた。ニュージーランドチームは、マオリ族に由来する士気を高める民族舞踏「ハカ」を披露した。
国際サーフィン連盟(ISA)のフェルナンド・アギーレ会長は「この大会で4人だけが金メダルを持って帰ることができる。でもここにいる皆さんがチャンピオン。3年後初めてオリンピックで正式種目になるサーフィンの歴史をつくる人がいるかもしれない」と話した。
「おもてなし」の一環として、「日向十五夜太鼓」のメンバーによる太鼓演奏や和服の着付け体験なども行われ、外国人選手たちとの交流が図られた。
翌24日には、お倉ヶ浜海岸で男子の試合が始まった。男子18歳以下の部、同16歳以下の部ともに日本チームの代表選手6人が全て予選を通過した。25日は女子の予選を予定。同大会は10月1日まで。9月30日には細島港で花火大会も開く。