日向商工会館(日向市上町)で9月22日、翌日から始まる「世界ジュニアサーフィン選手権」の会見が行われた。
アジアで初めての開催となる「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」。国際サーフィン連盟(ISA)のフェルナンド・アギーレ会長、同大会実行委員会会長の十屋幸平日向市長、同副会長で日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長、大会アンバサダーでオリンピック競泳メダリストの松田丈志さんらが出席した。
アギーレ会長は「2020年の東京オリンピックには本大会に参加する多くの選手が出場するだろう。日向で行われたISAの大会は1990年開催で27年も前のこと。長く間が空いてしまったが、この大会が終わる頃には日向の地に何百人のアンバサダー(大使)が生まれると思う」と話す。
十屋市長は「市民を挙げて歓迎する。『リラックスサーフタウン日向』を掲げており、心も体もリラックスできる街。選手の皆さんには日向の風、食事、文化を感じてほしい。ベストパフォーマンスを願っている」とあいさつした。
選手代表として日本チームの西優司選手、コスタリカチームのレイラニ・マッガナグル選手も出席。それぞれ「優勝目指して精いっぱい頑張りたい」(西選手)、「頑張ってチームに貢献したい」(レイラニ選手)と抱負を話した。
アンバサダーの松田さんは選手時代からサーフィンをしていて、水泳の練習から解放されるリフレッシュの方法だったと明かした。自身のオリンピックでの経験を踏まえ、「日向の波をつかんでベストパフォーマンスをしてほしい。世界の大会でメダルを取る、結果を取ることの喜びを知ってほしい」と選手にエールを送った。
23日は日向市駅前広場でオープニングセレモニーが開かれる。地元の小中学生が先導する選手らのパレードや、選手が自国から持ち寄った海岸の砂をケースに入れていくISA独自の「サンドセレモニー」が行われる。開催時間は11時~。試合はお倉ヶ浜海岸で14時~18時(予定)。