テイクアウト専門の総菜店「Deliyatcha Kitchen(デリヤッチャ キッチン)」(財光寺、TEL 050-8888-2470)が日向にオープンして、1月15日で1カ月がたつ。
同店は、スーパーマーケット「マルイチ財光寺店」内のテナントスペース(約36平方メートル)に出店。奈良県出身で米ニューヨーク市から移住した杉原直人さんと妻・みどりさんが営む。
杉原さん夫婦は、ニューヨーク市で約26年間暮らしてきた。杉原さんは現地の映像制作会社に在籍し、ファッション業界を中心に映像制作に携わってきた。2023年に日本へ活動拠点を移し、現在も映像制作の仕事を続けながら、店の運営に関わる。
みどりさんは、ニューヨーク市の会員制社交クラブ「日本クラブ」に勤務し、日本企業関係者や要人が集う公式行事やレセプションでの接遇を担当。和装での対応など、フォーマルな場での接客経験を積んできたという。みどりさんは「生涯現役で、自分らしく働き続ける未来を考えたときに、何か自分で始めてみたいと思ったことが店を開くきっかけになった」と振り返る。
提供するのは、ニューヨークでの生活経験を生かした各国料理の総菜。メニューは、スペインのミートボールのトマト煮「アルボンディガス」(500円)、「チリコンカン」(550円)、「スモークサーモンのロミロミサラダ」(800円)、「サボイキャベツと豚肩ロースの煮込み」(300円)などを、100グラムからの量り売りで用意する。
このほか、ターメリックで味付けしたご飯にスパイスで漬け込んだチキンをのせたニューヨークの屋台グルメ「チキンオーバーライス」(700円)や「クラムチャウダー」(750円)もそろえる。パン類は「クッペ」「プティブラン」「グラハムファイン」(以上100円)など。
杉原さんは「宮崎の食材と、これまで私たちが出合ってきた各国の料理を融合させたメニューを提供したい。開業に当たって、共働きの家庭も多いと聞き、いつもとは違う総菜で食卓のバリエーションや選択肢を増やしたいと考えている。自分たちも育児を経験してきたからこそ、日々の食事づくりの力になれたら。車社会の宮崎だからこそ、テイクアウトで、家にいながら多彩な料理を少しずつ楽しんでもらえたら」と話す。
みどりさんは「移住後、宮崎の食材のおいしさに改めて魅力を感じた。地元産の食材にスモークパプリカやクミン、コリアンダーなどのスパイスを組み合わせ、店ならではの味わいを引き出せるよう工夫している。店に入った瞬間にハーブやスパイスの香りを感じ、いつもとは違う食の楽しさを味わってもらえたらうれしい」と話し、「『気分を上げるために来た』と言ってくださるお客さまもいる。ワインに合う料理も多いので、家での食事や人が集まる場面で楽しんでもらえたら。人と話すのが好きなので、気軽に声をかけてほしい」とも。
営業時間は、11時~14時、16時~19時30分。日曜定休。