宮崎県立延岡工業高校の生徒たちが11月9日、延岡の山下新天街で自作のドレスを着てレッドカーペットを歩くファッションショーが行われた。
今回ファッションショーに挑戦したのは、同校生活文化科の3年生40人。延岡日向ウェディング協議会や県美容業生活同業組合延岡支部などが協力して実現した。同科担任の染矢由紀教諭が指導した。染矢教諭は「最初はファッションコースの12人でファッションショーをしたらどうかと思っていたが、フードやリビングを専攻している生徒も全員出たいと言い、クラスで挑戦することになった。何回も縫い直し、自信のなかった生徒もいたが、ウェディング協会の方や山下新天街の山根製作所の方などの協力もあって、素晴らしいショーになった」と振り返る。
ランウェーを歩く間のBGMを担当したのは、延岡在住のビートメーカー、Tobba Ranks(トバランクス)さん。生徒と生徒が作ったドレスに合うように写真を見ながら、今回のショーのために、それぞれの生徒に合わせて40曲を制作した。
ショーを見た人たちは、生徒の名前を呼んで手を振ったり、拍手を送ったりした。中には涙ぐむ関係者の姿も見られた。