延岡にゆかりのある2人のピアニストが11月8日、野口遵記念館（延岡市東本小路）でコンサートを開く。

「どうか楽しみに当日いらして」と話す岩田典子さん

　コンサートのタイトルは「姉妹都市親善―ピアノの響きを架け橋に―オータムコンサート in 延岡」。延岡に36年間住み、アマチュア演奏家として活動する岩田典子さんと、福井県の丸岡町（現・坂井市）出身でピアニストの川村文雄さんが演奏する。共に現在、東京で暮らすが、ジャズライブの観客同士として偶然出会った。今では岩田さんが川村さんに師事する。2人には中途難聴者という共通点がある。

　2人の出会いを聞いた岩田さんの延岡に住む友人たちが「延岡にゆかりのある丸岡町出身の人なら、一緒にコンサートを開いてみては」と提案し、総勢20人ほどの実行委員会が結成された。岩田さんは「東京でのご縁があり、今回、私が大好きな延岡でコンサートをさせていただくことになった。2人の響きが温かく皆さまとの心をつなげるものになれば。実行委員の仲間たちとともに、心を一つにしているので、当日お越しいただければうれしい」、川村さんは「音楽が導いてくれた不思議なご縁に感謝。延岡の皆さまが懐かしさや温かさを感じてくれるコンサートになれば」と、それぞれ話す。

　13時30分開場、14時開演。全席自由で、チケット料金は、大人＝2,000円、高校生以下＝1,000円。問い合わせは同実行委員長の太田清海さん（TEL 090-5748-3513）まで。