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延岡で俳優・志村喬を題材にした舞台 延岡出身の脚本家・港岳彦さん作

「光を託された男 志村喬」の脚本を書いた港岳彦さん

「光を託された男 志村喬」の脚本を書いた港岳彦さん

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 延岡の野口遵記念館(延岡市東本小路、TEL 0982-31-3337)で6月7日、延岡で青春時代を過ごした俳優・志村喬をモチーフにした演劇が上演される。

野口遵記念館の外観

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 作品は「光を託された男 志村喬」。延岡出身の脚本家・港岳彦さんが書き下ろした。生涯400本の映画に出演し、「七人の侍」「生きる」など黒澤明監督作品にも多数出演した志村喬は少年時代、父親の転勤で延岡に引っ越し、現在の県立延岡高校に通った。今年が生誕120周年に当たることから、延岡城・内藤記念博物館(天神小路)での特別展示と出演映画の延岡シネマ(北町)での上映、芝居の上演が企画された。演出は港さんの高校時代の恩師で、長く県内の演劇界をけん引してきた段正一郎さんが務める。宮崎市出身の俳優・山田キヌヲさんも出演する。

 港さんは「舞台は延岡のおもちゃ工場。面白おかしく、泣ける芝居になっている。延岡高校の演劇部、吹奏楽部や延岡すみれ太鼓あゆっこ隊なども参加する。最初から、延岡を舞台に、延岡で上演し、延岡の人が見る舞台という風に決めて作った」と話す。「志村さんのことを調べてみると、生真面目で、愛妻家で、穏やかで、私生活に面白い話があるかというと出てこなかった。そこで『生きる』という映画の主役に、黒澤監督に起用され、当て書きされて出演した志村さんという人は、どんな人格だったのか、選ばれる理由は何だったのか、ということを描くことにした。非常に難しかった」とも。

 開演は13時30分(13時開場)と18時30分(18時開場)の2回。料金は、大学生以上=2,000円、高校生以下=1,000円。当日券は500円増し。全席自由。

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