
宮崎・日之影町に2年ぶりに企業が進出し、4月3日、開所式が行われた。
(左から)覚書を交わす田鹿倫基ことろど社長と佐藤貢日之影町長
今回、今年1月にオープンしたにぎわい創出拠点「日之影町コミュニティセンター」内にオフィスを構えたのは、人材サービス業や宿泊業などを行う企業「ことろど」。同社の田鹿倫基社長によれば、地域おこし協力隊に特化した人材紹介サービスを行っていく予定という。
同オフィスの拠点長に就任した重信誠さんは「私自身2019年から約3年間、地域おこし協力隊として活動したが、ことろどでアンケートを取ったところ、任期終了後のキャリアに悩んだり、起業をしたが生計を立てることに不安を抱いたりしている人など、約8割の人がキャリアについて何らかの不安を抱いていることが分かった。同じ悩みを持っていた者として、地域おこし協力隊が任期後も地方企業の人材不足に貢献することができるよう、サポートしていきたい」と話す。
同日、佐藤貢町長と田鹿社長が覚書を交わした。同町の雇用促進、地域活性化、移住定住促進に寄与することを目的にする。