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延岡・エンクロスで馬のドキュメンタリー映画上映会 競走馬のその後を描く

延岡乗馬同好会の会員。右端が広報担当の岡田美佳さん

延岡乗馬同好会の会員。右端が広報担当の岡田美佳さん

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 延岡市駅前複合施設・エンクロス(延岡市幸町3)2階で2月15日、馬のドキュメンタリー映画上映会とトークイベントが行われる。主催は延岡乗馬同好会。

葦毛のサラブレッド、ルーク。元は競走馬だった

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 上映するのはドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」。競走馬を引退したサラブレッドのその後を追った2019年の作品。多くの引退馬が天寿を全うできずに若くして命を終える現実に目を向ける。

 広報担当の岡田美佳さんは「この場所はもともと競走馬の育成牧場で、今よりも広く、多くの馬を育てていた。延岡には他にも育成牧場があり、北九州の小倉競馬場などで出走させ、競馬場自体が延岡にもあった。父が乗馬クラブを運営していたため、私は小さい頃から馬に親しみがあったが、競走馬が引退した後のことは何も知らなかった。今までタブー視されていたことを知ってもらえたら」と話す。

 同会にいるのは、36歳のミスターマインドから、昨年同会にやってきた6歳のサラブレッド、ルークまで全5頭。ルークは一昨年まで現役の競走馬で、曽祖父(そうそふ)にサンデーサイレンス、祖父にアドマイヤジャパンを持つ。競走馬時代はゴースフロイデの名で船橋競馬場や佐賀競馬場でも走った。6歳で引退し、縁あって延岡へ。

 同会では、馬を世話するボランティアも募集している。岡田さんは「ボランティアで馬を世話するだけでも人は元気になれる。週に数日でもいいので、餌やりや馬小屋の掃除、引き馬をしてくれる仲間を作りたい。今後は馬との触れ合い体験やホースセラピーにも力を入れていければ」と話す。

 開催時間は16時~17時35分(受け付けは15時30分~)。同会代表の細沢奈々子さんと延岡市国際交流員のショエル・セガットさんによるトークセッションは17時45分~18時15分。入場無料。定員40人。予約は岡田さん(TEL 090-9384-2870)まで。2月10日~15日は延岡の競馬場の歴史や、同好会の前身の延岡乗馬クラブの歩みなどが分かる写真展「延岡の人と馬の歴史展」もエンクロスで開催する。

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