デニッシュ専門店「9603番通り」(財光寺沖町)が日向にオープンして、9月1日で3カ月がたつ。
店主は同市出身で、27歳の水脇優人さん。水脇さんは福岡県の製菓専門学校卒業後、兵庫県の製菓店や県内のリゾート宿泊施設のパン部門などに勤務。当時、クロワッサンやデニッシュ類の製造をしていたことや水脇さん自身もクロワッサン好きだったことから、Uターン後、店を開いた。店名は客の印象に残るようにと「クロワッサン」を数字の語呂合わせで名付けた。
商品は、高千穂牧場の発酵バターと九州産小麦を使った「クロワッサン」(260円)、クロワッサン生地をロール状に焼き上げた「ニューヨークロール カスタード」(360円)、「ニューヨークロール チョコレート」(370円)、豆乳クリームバターで折り込んだデニッシュ生地にソーセージをのせて焼き上げた「ウィンナー」(570円)などをそろえる。
水脇さんは「一般的には生地を27層にして焼き上げるクロワッサン。当店では9層にすることで、パリパリとした食感を楽しめるように仕上げた。総菜のデニッシュは、生地のサクサク感も残しつつ、食材のおいしさを引き出すことができる豆乳クリームバターを使った。見た目も写真映えするように重視した」と話し、「オープン前は不安があったが、お客さまの『おいしい』という言葉が励みになっている。当店でしか味わえない商品を開発していけたら」とも。
営業時間は9時~15時。水曜定休。