のべおか文化事業団が9月1日、延岡総合文化センター(延岡市東浜砂町)で避難訓練付きコンサートを開催する。
同事業団が行う初めての「避難体験防災イベント」。延岡フィルハーモニー管弦楽団の演奏中に地震が発生したと想定して開く。この日演奏するのは、小学生から高齢者までが通う同楽団の「弦楽器教室」の生徒10人と金管五重奏として演奏する楽団員5人。イベント途中で緊急地震速報が流れ、観客も出演者も実際に避難をする。
団員の一人で事務局も担当する西山いずみさんは「宮崎県では先日大きな地震があり、南海トラフ地震臨時情報が出され、怖い思いをされた人も多い。私自身公共施設で被災することを今まであまり考えたことがなかったが、公共施設は多くの市民が利用するため、そのような事態にも備えておくことが本当に大切。皆さんで演奏を楽しみつつ、防災への備えができれば」と話す。
避難訓練の後は、延岡市内のダンススクールである「Performing Arts D.O.C」「STUDIO COSMO」がダンスのパフォーマンスを披露する。
13時開場、13時30分開演(16時終了)。参加無料。定員600人。事前に同センターと野口遵記念館(東本小路)で整理券を配布している。