スペシャルティコーヒーと焼き菓子のテイクアウト専門店「MARUMOKU COFFEE(マルモクコーヒー)」(高千穂町三田井)が高千穂町にオープンして、8月7日で2カ月がたつ。
店主は島根県出身の宮脇岳さん、高千穂町出身の葵さん夫婦。2人は結婚を機に2020年、長野県から宮崎県高千穂町に地域おこし協力隊として移り住んだ。同隊員として3年間、「天岩戸交流センターあまてらす館」の管理とイベントの企画運営などを行い、任期終了後は飲食店開業に向け準備を進めてきた。
葵さんは「子どもの頃から、地元・高千穂町で飲食店をすることが夢だった」と話す。岳さんは「コーヒー本来のおいしさ、豆によって味が違う楽しさなどを皆さんと共有したいと思い、コーヒーとコーヒーに合う焼き菓子の店を開業することにした」と話す。マルモクの店名は、葵さんの実家が木工所を営み、工場のマークが「○に木」だったことから。岳さんは「木工所が父の代で終わってしまうので、名前だけでも私たちが継ぎたいと思った」と振り返る。
ドリンクメニューは、水出しコーヒー、ハンドドリップ、アメリカーノ(以上550円)、カフェラテ(650円)、エスプレッソ(350~450円)など。豆は今年、延岡市から大分市に移転したコーヒー豆専門店「レゴリスコーヒー」のものを使う。他に高千穂産紅茶と自家製シロップを使った季節限定の「高千穂紅茶のレモンティー」(550円)なども。焼き菓子は、カヌレ(380円)、塩キャラメルバナナマフィン(400円)、レモンマフィン(300円)、ブールドネージュ(210円)などを用意する。
営業時間は11時~16時。営業日は店のインスタグラムで知らせる。