日向市駅が8月下旬から期間限定で「日向坂（ひなたざか）46」駅として、駅構内をアイドルグループ「日向坂46」のオリジナルデザインで装飾される。日向市とJR九州が7月29日、発表した。

駅入り口の駅舎名を日向坂46駅と表示（イメージ、提供＝JR宮崎支社）

　日向坂46が9月7日・8日に、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎、ひなた宮崎県総合運動公園で音楽イベント「ひなたフェス」を開催することにちなんで行う。日向市とJR九州が新たなにぎわいを創出するため共同で企画した。

　日向坂46のオリジナルデザインを施すのは、駅構内、駅入り口の南側、東側、西側の3カ所と改札内。グループのロゴマーク、メンバーの写真などの装飾を予定する。宮崎駅～宮崎空港駅、木花駅、青島駅を乗り降り自由区間として使える切符「ひなたフェスみやざき記念きっぷ」も販売する。

　西村賢市長は「日向と日向坂46が同じ文字を持つ縁から始まった。グループ4期生のお披露目動画は、観光スポットである『願いが叶（かな）う クルスの海』で撮影していただいた。全国のファンを通じて日向市の魅力が伝われば。コンサートを通じて、日向市にも足を運んでいただけたら」と呼びかける。

　JR九州宮崎支社の吉村一喜支社長は「日向坂46駅としてお客さまをお出迎え、お見送りできるきっかけになれば。フェスには2日間で5万人のお客さまが訪れると聞いている。宮崎の自然や食事、人情の温かさを感じてほしい」と話す。

　装飾は10月末までを予定。8月2日に同市で開催する「日向ひょっとこ夏祭り前夜祭」に、日向坂46メンバーの佐々木美玲さん、金村美玖さんが、ひなたフェス告知のため来場する。