「ミャンマーを忘れない写真展 2024」が現在、延岡市駅前複合施設「エンクロス」(延岡市幸町3、TEL 0982-20-3900)で開催されている。
ミャンマーと延岡市は10年ほど前に民間交流が始まり、「延岡・ミャンマー友好会」を立ち上げ、経済を中心に観光、文化など各分野で広がりを見せる。コロナ禍と2021年に起きたミャンマーでの軍事クーデターの影響で一時中断するも、昨年、4年ぶりにミャンマーの経営者との研修や交流事業を再開。7月8日、若手経営者を育てる「ミャンマージャパンセンター(MJC)」で学ぶミャンマー人25人が延岡市を訪れ、9日には市内ホテルで歓迎式典や懇親会も開き、同友好会結成10周年を祝った。
写真展はMJCのスペシャルアドバイザー・富山隆志さんが企画した。富山さん自身がミャンマー最大の都市ヤンゴンや古都マンダレーなどで撮影した写真33枚で、現地を訪れた際にミャンマーの人が普段の暮らしの中で見せる表情や営みを記録したもの。富山さんは「軍事クーデター以降、なかなか交流が再開できなかったことから、『私たちはミャンマーのことを忘れていない』と、この10年間に延岡に来てくれたミャンマーの友人や延岡の人たちにメッセージを届けたい」と話す。
7月27日まで。最終日の15時~16時にトークイベントを開催。ミャンマーともオンラインでつなぎ、富山さんとのトークセッションを行う予定。観覧無料。