プロレスラーの蝶野正洋さんが6月22日、日向市文化交流センター（日向市中町）で講演会を開く。主催は日向市男女共同参画推進事業「日向ひまわりフォーラム」実行委員会など。

講演会の成功を祈って林田さんが自前で作った蝶野さんのポロシャツ

　講演タイトルは「蝶野流 自分らしい生き方術～よりよいパートナーシップのヒントがきっとつかめる～」。日向市では毎年、男女共同参画推進のためのイベントを行ってきたが、女性だけでなく、男性も参加しやすいものにできないかと同実行委員会のメンバーで話し合ってきたという。同メンバーで、昨年、日向市総合政策部地域コミュニティ課で男女共同参画推進担当になった林田由香理さんが、プロレスラーの蝶野さんが日本各地で男女共同参画に関する講演を行っていることを知り、構想から約1年かけ、今回の企画が実現した。「人権について考える市民の集い」も兼ねて開催する。

　林田さんは「夫がプロレス好きだったため、何気なく『プロレス、男女共同参画』と検索したら、蝶野さんがヒットした。プロレスのイメージしかなかったが、調べてみるとドイツ人の妻と仕事や家事、子育てなどを一緒にしてきた経験から、パートナーシップの大切さを感じていることを知った。休日に徳島や長崎まで蝶野さんの講演を聴きに行ったり、著書を何度も読んだりして、知れば知るほど蝶野さんに日向で話をしてほしいと思うようになった」と振り返る。「私自身、今まで男女の役割を何となく分けて考え、それについて疑問も持っていなかった。けれど、男は理系、女は文系というような考えの親に育てられ、夢を断念するような人がいる社会はよくないと思うようになった」とも。

　13時30分開場、14時開演（15時30分終了予定）。入場無料。申し込み不要。手話通訳、要約筆記あり。託児は生後6カ月からで、要事前申し込み（日向市男女共同参画社会づくり推進ルームさんぴあ・TEL 0982-50-0300）。無料。締め切りは6月8日。