延岡市古川町のイチゴ直売店「真っ赤なエミリーちゃん」が4月1日で5周年を迎える。
店主は門川町西門川でイチゴを育てる農家の新田和輝さん。以前は母が軽トラックを路上に止めて販売していたが、新田さんが自宅を新築する際に自分が育てたイチゴを直売する店を併設したいと考え、オープンした。店名の由来となった「エミリー」という品種を中心に、時季によって「かおり野」「やよいひめ」なども扱う。イチゴパフェ(700円)やフローズンソフト(550円)などの加工品も販売する。
新田さんは「イチゴ栽培は両親が約30年、私が携わってから14年がたった。一度外資系企業に勤めてからの転職だったが、今になって、そのことが今の仕事にも生きているなと感じる。イチゴを育てることは本当に奥が深い。これからも高設栽培ではなく、土を耕し、地べたで育て、試行錯誤しながらおいしいイチゴを作っていきたい」と話す。「エミリーは、15年以上前は他の農家も作っていたが、いまは全国でも珍しい品種なのでは。甘さと酸味のバランスがよく、イチゴらしいと感じている」とも。
営業時間は13時~17時(4月からは、平日=14時~18時、土曜・日曜・祝日=13時~18時)。イチゴは当日収穫分売り切れ次第終了。今季の営業は5月31日まで。