「だがしの日」にちなんだイベントが3月10日、延岡市北川町の下赤地区公民館前広場で開かれる。主催は北川町のイベント運営団体「#北川コフレ」、だがしの日実行委員会(TEL 090-1923-0270)。
地域活性化と災害復興を目的とするチャリティーイベントで、昨年は全国503カ所で開かれた。3月12日が「だがしの日」であることから「駄菓子と笑顔の交換日」と名付けられている。
延岡での開催は3回目。今回は、北川中学校の生徒会も実行委員として参加する。実行委員長の妹尾麻樹さんは「今年は『子どものやってみたいことを大人が全力で応援する』をテーマに、中学生がアクティビティーを用意してくれた。ボランティアの皆さんと地区の皆さんの力添えがあってできるイベント。駄菓子は、だがしの日を始めた岡山県瀬戸内市大町から約5000個を寄付してもらった。たくさんの人に来てほしい」と呼びかける。
北川中の生徒は、手作りガチャガチャを段ボールで作りゲームを提供するほか、お菓子の家を模したみこしで駄菓子を配布したり、来場者から子どもの日用品や文房具、洋服を集めて駄菓子と交換したりする。集めた品物は、宮崎県北で子どもの貧困対策に取り組む「子どもネットワークのべおか」(延岡市東本小路1)へ、売り上げの一部は能登半島地震で被災した子どもたちに寄付する。
屋外ステージでは、「くまた保育園」(北川町)の園児によるダンス(10時30分~)、宮崎県内で活動する演劇集団「劇団一時企画」による紙芝居(10時45分~)、「スタジオコスモ」(延岡市東浜砂町)によるダンス(12時30分~)、宮崎県のマスコットキャラクター「みやざき犬」によるショー(14時30分~)などが行われる。
広場では、延岡市のおにぎり、ラーメン販売の「わが家」、「小野カレー」、炭火焼き「momomaru(ももまる)」、ソフトクリーム販売の「川原いちご農園」のほか、都城市のりんご飴(あめ)販売「MaTaZuHauSu(マタズハウス)」、宮崎市のベーカリー「Sweet Garden(スイートガーデン)」など12店が出店する。
公民館内では、ボランティアが紙芝居の読み聞かせを行うほか、能登半島地震被災者への応援メッセージや「だがしの日」を始めた大町へのお礼の手紙を書くコーナーを設ける。授乳室、おむつ替えスペースも用意する。
開催時間は10時~16時。入場無料。