女性が健康で自分らしく生きられることを願うイベント「ホワイトリボンラン延岡」が3月3日、延岡の五ヶ瀬川沿いなどで開かれた。
「エンクロス」2階で行われたホワイトリボンラン関連書籍の展示
「ホワイトリボン」は女性の健康と権利の大切さを伝える国際的なシンボルマーク。公益財団法人「ジョイセフ」(東京都新宿区)が2016(平成28)年から毎年、チャリティーイベント「ホワイトリボンラン」を全国各地で開いている。
ジョイセフの活動を知ったホワイトリボンラン延岡(延岡市浜町)代表の原田いくみさんと右田佐知子さんが昨年「NOBEOKA(ノベオカ)ホワイトリボンヨガ」を開催。今年はジョイセフからホワイトリボンランの拠点に認定され、事前に購入したチャリティーTシャツを着て、参加者18人が、延岡市駅前複合施設「エンクロス」(延岡市幸町3)から五ヶ瀬川沿いの通称「コノハナロード」(野地町5)までを徒歩やランニングで往復した。
参加者の一人、戸田茜さんは「今年延岡が初めて拠点になったと知り、娘と参加した。『走ろう。自分のために。誰かのために。』というキャッチフレーズを胸に走りきることができた」と振り返る。戸田さんの長女日之影中学2年・凜さんは「走り終えて気分がスッキリした」と笑顔を見せる。
同イベントに関連し、女性の権利についての書籍を展示したエンクロスの深江徹さんは「女性の健康と権利を守ることは、女性だけの問題ではないと感じた。女性の問題について男性にも広く知ってもらえたら」と話す。
原田さんは「今日走ったことは、確実に誰かのためになっている。参加した女性の皆さんも子宮頸(けい)がんや乳がんの検診に行って、健康を大事にしてもらえたら」と呼びかける。