美郷町南郷神門への移住者が地域資源を活用して作った歯磨きジェルが2月16日、SDGsの視点から評価される「サステナブルコスメアワード」を受賞した。
今回受賞した歯磨きジェルは「TENMEI(テンメイ)」。京都出身の河野瑞輝さんが美郷町で自生するクロモジと、収穫されずに樹木に残ったユズを材料にして作った。同賞は、環境省の「つなげよう支えよう森里川海プロジェクト」のアンバサダー有志が発起人として2019年に始まったもので、成分や製造過程などにおいてSDGsに寄与するコスメを選ぶ。審査員賞の一つである「ニューフェイス部門」での受賞となった。捨てられていた地域資源を活用したこと、地元の障がい者や高齢者とともに製造に当たっていること、化粧箱にサトウキビを圧縮した後の搾りかす「バガス」を使っていることなどが評価された。
河野さんは「私たちの商品と取り組みが認められてとてもうれしい。これも地域の方の協力があってこそ。高齢化率の高い美郷町が注目され、関係人口や移住する仲間が増えることにつなげていきたい」と話す。
価格は4,990円(50グラム)。