延岡市のアーナー恵子さんが12月16日、自身の作ったキャラクター「ワッショイ星人」の絵本を出版した。
(左から)1冊目の絵本「ワッショイ星人がやってきた」と2冊目の「「ワッショイ星人の赤いキャンディー」
出版したのは「ワッショイ星人の赤いキャンディー」。主人公のワッショイ星人は、2010(平成22)年に宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)や2011(平成23)年の東日本大震災、家族の死を受けて、アーナーさんが「自分も含めて、皆が元気になれるキャラクターを」と思い、創作した。水彩画などの絵画作品に登場させるほか、宮崎県唯一の日本酒専門蔵「千徳」が酒のラベルにも使う。
2冊目になる同書は、昨春自費出版した1冊目の絵本「ワッショイ星人がやってきた」を見た人から、「2冊目を描いてほしい」と依頼されて出版。公募に応じた106人分のキャラクターのほか、延岡の名所や名物を描いた。
「自分が絵本の中にいるとい楽しいと思い、公募した」とアーナーさん。「ワッショイ星人は性別もなく、どこから来たのかも分からず、他人に合わせるようなことはしないが、そっと寄り添ってくれる存在。読んだ人に楽しい気分になってもらえたら」と話す。「幼稚園、保育園などへ読み聞かせに『お絵描きおばさん』として行けたら」とも。
英訳付き。500部限定。県内各書店のほか、アマゾンでも販売する。