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日向市産カモミールで「カモミールジン」 2000本限定販売

「カモミールジン」を監修した高野豊さん

「カモミールジン」を監修した高野豊さん

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 日向市産のカモミールを使った「Camomile GIN(カモミールジン)」の販売が12月12日、イオン日向店(日知屋)などで始まった。

イオン日向店など県内4店で販売される「カモミールジン」

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 同市は中山間地域の活性化を目指して2015(平成27)年から、東郷町域で「薬草の里づくり」を推進してきた。ジンに使うカモミールは、地域おこしの一環として東郷まちづくり協議会を中心に栽培する。

 カモミールジンの販売は今年で3年目。ジンを監修するのはマスターソムリエの高野豊さん。東郷町内の10アール以上の畑で、地元の農家やボランティアが農薬を使わずに栽培したカモミールを3月中旬から5月中旬にかけて1輪ずつ手摘みで収穫した。乾燥させた約5キロのカモミールを使ってできたジン約2000本をイオンの日向店、宮崎店(宮崎市)、延岡店、多々良店(以上、延岡市)の4店で販売する。

 当日は、同店で高野豊さんがデモンストレーション販売を行った。高野さんの監修で日本各地の特産品を使った11種類のクラフトジンからナンバー1を決める「全国選抜クラフトジン総選挙」も行った。結果は1位がカモミールジン、2位がへべすジンだった。

 高野さんは「従来の製造方法ではカモミールを半月ほどジンに漬け込んで製造するが、今年はよりカモミールの香りとジンの味を柔らかくするために1カ月ほど漬け込み期間を長くした。さらに完成度が増し、秋の草原を散策しているようなカモミールの深い香りが感じられ、ハーブ系ジンとしては注目すべき最高の品質に仕上がった」と話す。

 東郷まちづくり協議会の鈴野淺夫さんは「カモミールジンの販売をきっかけに、県内外で東郷のカモミールは品質が良いと評判になり、生産が間に合わない状況」と話す。

 アルコール度数は40度。価格は、500ミリリットル=3,575円、180ミリリットル=1,738円。

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