延岡市のクリスマスイベント「グリーンクリスマス」が12月23日、延岡駅前複合施設エンクロスの駅前広場周辺で開かれる。
2017(平成29)年から、ドイツ人の国際交流員と共にドイツクリスマスマーケットを開いてきた同市。今年は、ドイツが環境に対して意識の高い国であることに合わせてタイトルを改め、エコやSDGsを意識した「グリーンクリスマス」としてイベントを行う。
当日は、延岡市、日向市、高千穂町などの28の店や団体が出店。ハンドドリップの炭火焼きコーヒーやオーガニック食品、木製のカトラリーやコンポスト、シーグラスアクセサリーなどを販売する。車のフロントガラスの廃材から生まれた絵の具を使った「ディンプルアート」や木製のミニ椅子を作るワークショップなども開催する。
昨年から同市で国際交流員として働くセガット・ショエルさんは「私は環境先進地であるドイツの取り組みについて話したり、ドイツではクリスマスの時だけに食べるいろいろな種類のスパイスを使ったクリスマスクッキー作りの教室を開いたりする。クッキー作りは申し込みを締め切っているが、参加できない人にもレシピを配るので、おいしい香りをかぎに来て」と笑顔を見せる。
同イベントに企画協力する雑貨店「SOPO(ソポ)」の藤本恵里さんは「おいしそうだから、面白そうだから、やってみたいからなど、どんな理由でもいいので、このイベントがエコを始めるきっかけになれたら」と話す。
開催時間は11時~19時。セガットさんの講演会は延岡駅西口街区ビル1階のwaiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)で10時30分~11時30分。