交流イベント「人生の匠(たくみ)」展が11月5日、介護支援会社「アドニス介護サービス」の事業所(延岡市安賀多町3)で開催された。
施設の利用者、職員、近隣住民などの交流イベントで、今回で5回目。スワッグ制作体験や紙芝居の披露のほか、ハンドマッサージやネイルアートの提供も。日用品を販売するバザーを開催したほか、利用者が日常的に使っている手作りのゲームや、利用者と職員が作った折り紙のパッチワーク風タペストリーも展示した。
「歌声喫茶」のコーナーでは、「炭坑節」「リンゴの唄」などを皆で合唱した。嚥下(えんげ)予防の口の体操を職員が披露し、皆で声に出して試してみる時間もあった。
同社社長の田中聖子さんは「利用者をはじめとした高齢者は人生の先輩で、それぞれが一度しかない人生を生きてきた『匠』。介護する側が教えられることも多く、尊敬している。皆さんに学ばせてもらえることに感謝する気持ちも込めて開催した」と話す。