日向市美々津町で12月4日、「まちなみ祭り」が開催された。
同イベントは、美々津港近くの江戸時代の風情を残す地域が、1986(昭和61)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今年で30周年になることを記念して行われたもの。
神武天皇のお船出の地といわれる同所は、神話ゆかりの地というだけでなく、江戸、明治、大正時代に港町として栄えた歴史がある。商家や廻船(かいせん)問屋として使われていた建物が現在も残り、美しい町並みを形作っている。
「町並み巡りウオークラリー」「町並み案内」などの催しや、遊覧船で河口から沖の岩礁である「七つバエ」まで行く「灯台巡り」などが行われた。当日は、着物のレンタル、着付けのサービス(有料)があり、タイムスリップしたような気分を味わう人も多かった。
オープニングには河野俊嗣宮崎県知事、十屋幸平日向市長も参加した。