宮崎県北の3つの観光協会が共同プロデュースした焼酎「縣美穂(あがたみほ)」が7月7日、発売された。
昨年、高千穂町、日向市、延岡市が共同で地域を売り込むために発足した「オノコロプロジェクト」。その第1弾商品として、各観光協会が地元の酒造会社に依頼し、地域の特性を生かした焼酎3種を開発した。商品名の縣美穂は、延岡の古名「縣(あがた)」、日向のお船出の地「美々津」、古くから呼ばれる「高千穂」の1文字を取って付けられたもの。宮崎が神話の里であることから、それぞれの地域に残った逸話をもとに「誕生」(高千穂)、「出会い」(延岡)、「出発」(日向)をキーワードにしている。
日向バージョンは、同市唯一の酒蔵「あくがれ蒸留所」(日向市東郷町)が担当。「黄金千貫」(サツマイモ)と米麹を原材料と芋焼酎で5年熟成。同蒸留所の白石三千男さんは「力強さと同時に爽やかな味わいが楽しめる、コストパフォーマンスが大変高い焼酎。お湯割りや水割りで飲んでほしい」と話す。
縣美穂(日向)の価格は1,080円(900ミリリットル)。麦焼酎の縣美穂(延岡)は1,260円、米焼酎(高千穂)は1,300円。市内では「まちの駅 とみたか」(上町)や「馬ヶ背茶屋」(細島)、その他、延岡駅前の「観光物産ステーション」、高千穂町の「高千穂峡直売所」で販売する。