日向の財光寺農業小学校(日向市財光寺)が7月15日、収穫祭を行った。
今年5月に15期目が始まった同校。小学生21人、「大人生徒」10人の計31人が個人農園と共同農園で野菜を育て、自然に触れ、食物の大切さを学ぶ。農家や元教師、地域活動の支援者などが講師を務める。
当日はナス、キュウリ、トウモロコシ、スイカなどの夏野菜を収穫。日向市食生活改善推進員を務めるOGが鶏肉と野菜で「かしわ汁」、生徒と保護者がおにぎりを作り、春に植え付けた野菜の収穫を祝った。二見順雄校長が大きな包丁を使ってスイカを切る場面では、子どもたちから歓声が上がった。
同校事務長の砂原勇紀さんは「先月の登校日は線状降水帯が発生するなど大雨の影響で、やむなく休みとした。子どもたちと会うのは1カ月ぶりだったが、皆で収穫の喜びを共有することができて良かった。秋の収穫祭では郷土料理を作ってもらい、味わう予定。これからも自然の摂理を知り、野菜を育て、郷土の食文化まで学べる活動を続けていきたい」と話す。
今期は11月18日の修了式まで活動する。