「めだか専門店宮崎」(延岡市船倉町、TEL 090-9795-5528)がオープンして1カ月がたった。
経営するのは、日向市と延岡市を拠点に就労継続支援B型事業所を運営する「めだかファミリーグループ」。同グループ代表の押川敬視さんがメダカ好きで、2016(平成28)年に同所を設立した際に「めだか」を施設名にした。2年前、水を入れ替えずに衛生的にメダカを飼育できる「青木式自然浄化水槽」を考案した青木崇浩さんに出会ったことをきっかけに、同式水槽を九州で初めて導入した。
3階建ての本社2階で黒龍(こくりゅう)、ダルマめだか、マリアージュロングフィンなど40種以上のメダカ(1匹500円~3万円)を展示、販売する。屋上では、メダカの養殖、卵取り、餌やり、掃除などをB型事業所の通所者に仕事として提供し、工賃を支払う。
押川さんは「現在、50人の施設利用者がいる。ストレスが原因でうつ病になった利用者もいる。メダカと触れ合うことで癒やしを感じられホッとできる環境にしたい」と話す。
メダカはイヌやネコに次ぐ人気のペットといい、手間をかけず、きれいな水槽を楽しみたいという人にメダカのリースも行っている。リースは宮崎市から延岡市までのエリアで提供。料金は30センチ水槽=月額1万6,500円~。水槽やメダカにLEDライト、水草、水槽のレイアウト代、餌代、月2回のメンテナンス代などをセットする。水槽の中に水草を配置し、盆栽のように楽しむ「めだか盆栽」(20センチキューブ水槽=1万6,500円~)もある。
押川さんは「個人宅やオフィス、病院など室内に自然の美しさと癒やしを届けることができる。『メダカの水槽を置くようになってから会話のきっかけが増え、雰囲気がよくなった』と好評を得ている」と話す。
営業時間は10時~17時。金曜・土曜・日曜・祝日のみ営業。営業時間外の来店には予約が必要。